はじめに
「技術・人文知識・国際業務」、通称「技人国(ぎじんこく)」は、日本で働く外国人の中で最も多く使われている“就労ビザ”の一つです。エンジニアや通訳、デザイナー、経理など、専門的な知識やスキルを活かして働く職種が対象となります。就職・転職・更新・変更など、複雑な入管手続きも当事務所が丁寧にサポートします。
在留資格「技術・人文知識・国際業務」とは?
対象となる職種例
区分 | 職種例 |
---|---|
技術系 | システムエンジニア、機械設計、プログラマー |
人文知識系 | 経理、法務、マーケティング、営業企画 |
国際業務系 | 通訳・翻訳、語学教師、海外取引業務、バイヤーなど |
対象となる方
- 日本の大学・専門学校などを卒業した外国人
- 海外の大学を卒業し、実務経験を積んだ方
- 専門知識と職務内容が一致している必要があります
技人国ビザ申請に必要な書類(例)
基本書類
- 在留資格認定証明書交付申請書(海外からの雇用の場合)
- 在留資格変更許可申請書(留学→就労などの場合)
- 雇用契約書
- 履歴書・卒業証明書・成績証明書
- パスポート・在留カード・写真(縦4cm×横3cm)
企業側の書類
- 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
- 会社案内(パンフレットやWebサイト)
- 決算書類(直近年度分)
審査のポイント
入管が重視するポイント
- 学歴・職歴が職務内容と一致しているか
- 仕事内容が「専門的・技術的業務」に該当するか
- 報酬が日本人と同等以上であるか
- 雇用企業の事業内容が安定しており、実体があるか
不許可になりやすいケース
- 職務内容が単純労働と判断される(レジ打ち・清掃など)
- 学歴と職務内容の関連性が薄い(例:音楽学科卒→経理職など)
- 書類の記載内容が曖昧 or 矛盾している
- 雇用企業の設立間もない・売上や雇用体制が不十分
当事務所のサポート内容
- 対象職種かどうかの事前診断
- 職務内容と学歴のマッチング確認
- 雇用契約書・理由書・企業資料の作成支援
- 留学生からの就職支援(変更申請)
- 転職時の在留資格変更・届出支援
- 入管への提出・全国対応
料金案内(目安)
- 新規申請(認定証明書):80,000円~(税抜)
- 更新申請:40,000円~(税抜)
※ご依頼内容により個別見積もり可
よくある質問(FAQ)
- 技人国ビザでアルバイトや副業はできますか?
原則として、許可された職場・職務のみ可能です。副業や別会社勤務は、資格外活動許可が必要となる場合があります。
- 学歴が職務と少し違っていても申請できますか?
内容や関連性次第では可能ですが、しっかりとした説明や理由書が必要になります。事前の診断をおすすめします。
- 留学生からの切り替えでも申請できますか?
はい、日本の大学や専門学校を卒業していれば、技人国ビザに切り替え可能です。就職先との職務内容の一致が重要です。